東京都下水道局 芝浦水再生センター

 今回うかがったのは下水処理場です。品川に広がるその施設の面積は199127uもあります。隣にはドコモのビルがそびえているなど、オフィス街のど真ん中にあります。「下水場って臭そうだけど、そんなとこで苦情とかないの?」という疑問をお持ちでしょうが、ない(キッパリ)そうです。でもやっぱし臭い・・・。
 この施設の担当エリアは、千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区などで、一日の処理能力は91万m3。ちなみに、ヨン家の一ヶ月の下水道使用量は12m3程度ですからハンパない量です。
 案内をしてくださったおじさんの話では、東京オリンピックに向けて下水設備がつくられたそうです。まだサドには導入されてないぃ(泣)。

 下水処理場は、果たす役割は時代によってかわってきています。以前の役割は都市を浸水から守るというものでしたが、現在では海や川の水質を守ることが求められています。

 水は放水されるばかりではなく、さらに科学的なろ過をして機械設備の洗浄、冷却水及びトイレ用水などに使用されています。その水を見せてもらいましたが、ホントに無色透明です。まだろ過の技術が今ほど発達していなかったころは、多少色が残っており、オフィスのトイレの水は黄色かったそうです。そんなの出てきたら引きますよね・・・。
 また、下水の資源をリサイクルすることにも取り組んでいるようです。たとえば、夏は低く、冬は高い下水の熱を冷暖房に利用したり、汚泥をレンガなどにすることもしているそうですよ。
 先日、何かしらの番組を見ているときに「江戸時代は100%リサイクル社会だった」と聞きました。下水のない当時は人糞は売り買いされていて(肥料となるから)、大名などの家から出たものは栄養豊富で高値で買われたそうです。百年余り前の社会ができていたことを科学の技術が進んだいまになって目指そうとしているなんてバカげた話だなと思います。

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きれいにする過程

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放水


海・河川へ


 ↑この川に放水されているそうです。偶然、この時期世間を騒がせた「ボラちゃん」とはちあわせ!っで、それを狙っていた大群のカモメ(?)と遭遇。カモメの狙いはボラちゃんたちから、鹿嶋ゼミのお菓子へ!?
塩素接触槽
第二沈殿槽


反応槽でできたかたまりを沈める
反応槽

微生物を
使って浄化
第一沈殿池

泥を取る
沈砂池

砂を沈める
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REPORT
お洒落な店内でお値段もお高めでした
ロッテは、ビールとYシャツが
似合うなー

「Sun Fish Kitchen」で飲みました。学ぶときは学び、飲むときは吐くまで,と切り替えが早い鹿嶋ゼミ御一行は店を選びません。酒があればどこでも楽しいんです。

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